【日本語文法】修飾語の順番

分かりにくい文章の代表例として、修飾語と被修飾語が離れている場合がある。

①節を先に、句をあとに

②長い修飾語ほど先に、短いほどあとに

③大状況・重要内容ほどさきに

④親和度(なじみ)の強弱による配置転換

①と②が最重要であり、この2つを直すだけで読みやすい文章にグッと近づく。

また、修飾語の関係は以下のように考える。

述語以外はすべて述語の修飾語。

【例】

私は昨日食べた白米を今日も食べる。

私は、食べる

昨日食べた白米を、食べる

今日も、食べる

例からわかる通り、すべて食べるという述語を修飾している。

上記のルールに従い並べ替えると

①昨日食べた白米を

②今日も

③私は

④食べる

「昨日食べた白米を今日も私は食べる」となる。

また最初にあげた例の

「私は昨日食べた白米を今日も食べる」

逆順と言ってルールに反した語順である。

逆順のときは読点を入れることでわかりやすくなる。

「私は、昨日食べた白米を今日も食べる」